MIJINKO blog

大学生3人組による自由気ままなブログ

加害者家族に責任はあるのか。兄弟や親戚の人生まで狂わせてしまう現実。欧米との対応の違い

連日、殺人等の事件がメディアで報じられ、被害者家族の悲痛な叫び、状況もメディアで大きく取り上げられていますが、一方で、加害者家族のその後の境遇、実態については報じられることも少なく依然としてあまり知られていません。

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先月逮捕された白石容疑者の家族の境遇についてもこんな記事がありました。

神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が発見された事件で、同アパートに住む白石隆浩容疑者(27才)が逮捕された。このアパートから徒歩15分のところにある白石容疑者の実家には父親が住んでいたが、事件後はその姿が見えなくなったという。また、実家から離れて暮していた母と妹もまた、事件発覚数日後以内に、家から姿を消した。
 白石容疑者が犯した罪は彼自身が償うべきであり家族に責任は一切ないが、ひとたび事件が起こると、加害者家族の人生も180度変わることも事実だ。

www.news-postseven.com

 

加害者家族に責任はあるのか?

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記事を見ているとこんなことが書かれていました。

 「重大事件の場合の親はほぼ100%転居を余儀なくされ、仕事も辞めています。莫大な損害賠償を求められるケースも多く、被害者と違って経済的な補償もなく、日常生活が立ち行かなくなることもあります。心理的な負担も大きく、普段の生活で笑うことも憚れ、クリスマスやお正月のイベントも一切せず、ささやかな娯楽もやめて喪に服すような生活をする家族も多い。もちろん就職や結婚に影響が出るケースもいまだにあります」

今日の日本では身内が加害者となってしまったその瞬間、周りの人の生活までガラリと一転してしまうという様子がよくわかりますね。

これは日本の古くからの「連帯責任」の考え方、その文化的風土に根ざしているからと考えられており、加害者家族について取材した鈴木伸元氏(当時NHKディレクター)も著作の書評の中で「日本の社会では、犯罪に対しては『世間』という責任追及主体が加害者本人以上に加害者家族や親族、さらには関係者にまで厳しく追い詰める仕組みになっている」と指摘しています。

では、実際に加害者の身内が具体的にどのように苦しめられていたのか、その実例をいくつか紹介したいと思います。

秋葉原連続通り魔事件犯人(加藤智大)の弟

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2008年、多くの人で賑わう歩行者天国を一瞬にして血の海に変え7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた「秋葉原連続通り魔事件」の犯人・加藤智大死刑囚。

その大事件の後に加害者家族に待っていたのは地獄のような日々だったと言います。

職を失い家も売り払い、マスコミに追い回される日々。

更には交際相手との結婚も相手の親に猛反対されたという加藤智大死刑囚の弟・優次氏。

「加害者の家族は、日陰でひっそり暮らそうと思えば暮らせます。でも、人並みな幸せをつかむことはできない。それが僕の実感です。彼女を家から引っこ抜いてでも一緒になろうと思った時期もありましたが、冷静になれば、結婚なんて現実的ではなかった……。それを一瞬でも望んだ僕が間違っていたんです。子供がどんな思いをするのか。凶悪犯の家族という肩書はどうやっても消せないんです。それを考えれば、求めちゃいけない幸せでした。」

「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。

死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」

そう言い残すと、優次氏は自ら命を絶ちました。

 

幼女連続誘拐殺人事件・宮崎勤元死刑囚の家族、親戚

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東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者として逮捕、起訴され死刑判決が確定し、刑死した宮崎勤元死刑囚。

その家族もまた、悲惨な末路を迎えています。

宮崎元死刑囚には両親の他に姉妹二人兄弟二人がいましたが事件後、「お前達も死ね」「殺してやる」という旨の嫌がらせの手紙が大量に殺到したといいます。

そして事件4年後の1994年に父親は自宅を売り、その代金を被害者の遺族に支払う段取りを付けると、東京都青梅市の多摩川にかかる神代橋(水面までの高さ30m)から飛び降り自殺を遂げました。

また、長女は職を辞め、次女は結婚予定でありましたが自ら婚約を破棄しました。

そして兄弟も会社を辞職。

宮崎勤元死刑囚父親弟も5つの会社の役員を全て辞職をしました。

また、父親の次の弟には2人娘がいましたが、職を辞めてしまい、旧姓に戻るため妻と離婚をし、母親の兄の2人の息子も辞職したといいます。

加害者家族だけでなくその親戚に至るまで同様の十字架を背負うことになってしまっているのです。

 

欧米ではどうなのか?

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日本の「連帯責任」の考え方に対して欧米諸国は良くも悪くも「個人主義」です。

「本来、加害者家族は責められる対象ではなく、むしろ支援が必要な人たちです。欧米では加害者家族を“Hidden Victim(隠れた被害者)”と呼び、その責任を追求することはありません」と話すのは、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏。

また、欧米ではこうした加害者家族をサポートする支援団体や制度が充実しておりますが、一方で日本でそのような制度はほぼ無く、その必要性、重要性もほとんど理解されていません。

 

日本と欧米の加害者家族に対する対応の差を象徴づけるものとしてこんな出来事があったそうだ。

1998年にアーカンソー州の高校で銃乱射事件が起こった際、事件の重大性を鑑みてマスコミは加害者家族の個人情報を公開した。

その結果、加害者家族のもとには無数の手紙が寄せられることとなりました。

ここまでは日本と同じです。

しかし、その手紙の内容が決定的に違います。何とそれらはいずれも誹謗中傷の内容ではなく加害者家族を激励する内容だったというのです。

「いまあなたの息子さんは一番大切なときなのだから、頻繁に面会に行ってあげてね」「その子のケアに気を取られすぎて、つらい思いをしている兄弟への目配りが手薄にならないように」「日曜の境界に集まって、村中であなたたち家族の為に祈っています」等々。

文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、同じ人間でありながらここまで変わるものかと私は衝撃を受けました。

 

親はおろか兄弟や親戚の人生まで狂わせてしまう現実

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とは言っても子が何か重大事件を起こした時、その両親がある程度責められてしまうというのは正直ある程度仕方のないことなのかもしれませんし、一筋縄に欧米を見習え!と言うことは中々難しいと思います。

それは子の人格形成の上で親の教育といのは非常に大きなウエイトを占めているのは明確ですし、親が折檻や激しい叱責や虐待してたから子供が精神病になり…というケースも数多くあります。

(親関係なく生まれながらのサイコパスもいるかと思いますが、、)

 

しかし、兄弟や親戚の人生にまで影響を与えてしまうというのは如何なものでしょうか。

上で紹介したものでいえば加藤智大死刑囚の弟も自殺していますし宮崎勤で言えば親戚の人生まで大きく狂ってしまっています。

特に親戚なんて普段から関わっているものでもないでしょうし、とばっちりもいいとこです。

 

しかし、そうは言ってもこれは私達がきっと第三者という立場だからこそこんな綺麗事が言えてしまうのでしょう。

実際に「自分の娘が結婚したいと連れてきた相手が凶悪犯罪者の兄弟だった」なんてことになればいくら別人格といえど親として反対してしまうのも無理はありません。

また、会社に凶悪犯罪者の身内がいるということが知られたらリスクが高いと判断されてしまうのも無理はないでしょう。

 

それは私達日本人に「ムラ社会」のDNAが刷り込まれている以上どうしようもないことです。

頭では「兄弟や親戚に責任はない、関係ない」と分かっていても心では欧米諸国のように割り切ることは中々できることではありません。

 

だからこそこの加害者家族の問題というのは複雑で難しい問題ですし無責任に欧米を見習え!とは言えません。

とても可哀想で理不尽だけどどうしようもない。

これがきっと現実 

ネット上の意見

最後にこの加害者家族の問題についてネット上ではどう考えられているのか。

匿名掲示板より少し抜粋して紹介していきたいと思います。

 

9. 匿名 2016/03/17(木) 17:22:40

まぁそれ相応のことをしたわけだからね。
犯罪者家族も苦しい思いをしてほしい。

10. 匿名 2016/03/17(木) 17:22:45

悪いのは加害者本人だけ。加害者家族も被害者だと思う。生き地獄 

12. 匿名 2016/03/17(木) 17:23:00

加害者は被害者家族までも人生壊されてるんだから、加害者家族はそれ以上に苦しまないといけない。

35. 匿名 2016/03/17(木) 17:26:43

兄弟は関係ないってコメあるけど、それは同意なんだけど
実際に身近に加害者家族がいたら同じ事言えるか自信はない。
イジメをするまではしなくても離れると思う。薄情だと言われてもね。

57. 匿名 2016/03/17(木) 17:36:09

さすがに、殺人犯の兄とかと結婚とかは無理無理!
悪いけど、殺人遺伝子が我が子に僅かばかりでも遺伝子ないかなーとか考えてしまう。ハイ、レイシストですね私!ごめんなさい!

68. 匿名 2016/03/17(木) 17:40:07

これは別とは言えないな。
私が被害者家族なら、やっぱり身内にも憎しみはいくと思う。

悲しいかな、加害者への世間からの罰でもある。
犯罪犯せば、大切な人も傷つけられるわけだから。

93. 匿名 2016/03/17(木) 17:50:52

犯罪者の親がみんな毒親なら逆に安心なんだけど、中には常識的な人も多いんじゃないかと思う。
サイコパスがある一定の確立で、突然変異のように生まれてくるとしたら他人事ではないと思う。

95. 匿名 2016/03/17(木) 17:51:44

不謹慎を承知で書けばド級に不運な人は本人に問題なくても犯罪者産むよ
関連の本をいろいろ読んだけど
「生まれつき」としか言えない犯罪者はいる
脳科学とかそっちになっちゃうけど

114. 匿名 2016/03/17(木) 18:03:08

どんなきれいごと言っても結局関わりないから言えるのであって、主さんのお子さんや身内が加害者家族を付き合うとか連れてきたらどう思う? やはり無理だよね…

121. 匿名 2016/03/17(木) 18:08:32

殺人や一生の障害を負わされるような被害だとして。

被害者側からしたら
加害者の親、兄弟姉妹、子供まで憎いのでは。

私だったら加害者の兄弟姉妹や子供に罪は無いから平温に暮らして欲しいとは思わない。

出典:Girls Channel

 

みなさんはこの問題、どうお考えですか?